活動報告(ブログ)

若い世代と政治

大村市について、考えよう。(票を育てる“票育”)

『かいでん何やるの報告』2019.10.2

こんばんは。25歳の目黒区議、かいでん和弘です。
「視察に行きます報告」から間が空きましたが…そうです、台風17号に打ち勝って無事帰還しております。9割くらいは予定通りのルートで視察ができたかなと思いますので遅くなってしまいましたが、順にそのご報告を。

長崎行ってきました報告(その1)
9月21日(土)
長崎空港

羽田から約2時間、台風が迫る長崎空港に降り立ちました。台風はどこぞと思うほど天気は良好、かすかに海からの風が感じられるような、心地よい気候です。こちら大村市は戦国時代、日本初のキリシタン大名として有名な大村純忠が治めていたことでも知られ、桜の時期にh……(旅行じゃないのでダラダラ紀行文はcut!!)
大村市の観光情報はこちら! → 大村市観光コンベンション協会

この日向かったのは大村市役所。大村競艇場や玖島城に隣接するこの好立地で、大村市選挙管理委員会さんと「NPO法人 僕らの一歩が日本を変える」(通称:ぼくいち)にご協力いただき、「票育」事業の視察を行いました。

「ぼくいち」HPより
「票育」とは…
「NPO法人 僕らの一歩が日本を変える」さんが開発したプログラムで、地域の22歳以下の学生ボランティアがさまざまな調査、ヒアリングを通して住んでいる町についての知識を深めるもの

……だけだとよくありますが、さらに発展させて……

今度は町のことを学んだ大学生たちが、市内の中学高校に“出前授業”を実施し、学生→学生というカタチでの主権者教育を行う、というものです。

これこそ私がやりたい理想の流れ!!
参考:【高校生に出前授業】主権者教育!

そしてこの日は学生たちが興味を持った3つのテーマ、「情報」「観光」「地域ブランド」の各分野で市内で活躍されている方をお招きし、講義とディスカッションを行いました。

情報…九州教具株式会社 代表取締役社長 船橋修一様

観光…大村市観光コンベンション協会 専務理事 友廣皇子様

地域ブランド…株式会社ミヤタ 代表取締役社長 宮田正一様

そもそも“票育”自体が興味深いのはもちろんですが、みなさんのお話も非常に面白く、1粒で4度オイシイという時間に。

その内容も含蓄があるんです。学生は「市の魅力や課題を教えてください!」と尋ねるつもりだったのに、講師から「皆さんが生きるのは正解のない時代なんです」と先制パンチ。それってつまり、他の人から「大村市にはこれが必要」というアイデアをもらってもそれが正解とは限りませんよ。自分の頭で考えないといけませんよ、ってことですよね。まさにその通りだと思います。

ややっ、でもそうすると講義形式じゃない方がいいかも。例えば大人2人の対談形式で学生にはその討論を聞いてもらって広い視野で問題に向き合う。それを後から消化して自分の意見の方向性や考えを深めていく、そんなプログラムがあってもいいのかな、なんて。

―――

脱線脱線。
学生の皆さんが真剣に話を聞く姿はとても印象的でした。そしてこの場をファシリテートするNPOのスタッフも大学生。若い世代の主体的な取り組みを邪魔しないよう、後ろで見守っていました。

そして忘れてはいけないのが、この日のプログラムもはあくまで前哨戦だということ。票育の“真髄”は、まだ見ぬ「大学生による授業作成」と「授業実施」にあるんだろうと思うと、なんとも口惜しい。そうそう行ける位置ではないので、また何かしらの形で情報を追っていきたいと思います。

ちなみに…
なんで大村市はこんな取り組みができるのか聞いてみたら、「市長が主権者教育に熱心なんです」とのこと。調べてみたらお若い市長でした。若い政治家には賛否あるのが常ですが、やはり「新しいチャレンジを怖がらない」「若い意見を大切にする」という部分は共通しているんだなぁと。頑張らなきゃ!

最後に市役所の前で一枚。大村市選管の皆さま、「ぼくいち」の皆さん、ありがとうございました。

NPO法人 僕らの一歩が日本を変えるHP

―――
さて、雨が降り出す前に急げ!と車に乗りこみ、一路隣県・佐賀県武雄市へ。雨がパラついてきた頃、ホテルに到着しました。―――翌日以降の日程は視察ではなくプライベートですが目黒の政策と無関係ではないのでまたご報告します。(その2へ続く)

《近況報告…》
区長への予算要望(こんな分野を重視してくださいねというお願い)を会派で取りまとめつつ、政務活動費の報告書を作成しつつ、公式HPのリニューアルへ向けて準備しつつ、とマルチタスクで脳が振り回されております。

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