投票率の向上へ向けて

これまでの

若い世代の投票率を上げ、世代間の投票率の差を少しでも埋めることが私の大きな使命の一つ。教育委員会に対しては主権者教育の実施などを求めてきました(参考「教育の充実」)が、選挙管理委員会でも、政治に関心を持ち、投票をしてもらうための提案をしてきました。

実績

01

#1期目

20223 予算審査&直接課長に要望

投票済証のデザイン改良

投票後に、会場のスタッフに頼めばもらえる『投票済証明書』について、証明書を持参すると“選挙割”になるお店が増えていることや、一部の自治体でその土地ゆかりのデザインの証明書が作られ、それが若い世代の投票行動を促すのにも一役買っているのではないか、などと報道されたことにより話題になるなど、注目度が増してきています。デザインを改良できないでしょうか。

202210 衆議院議員選挙からデザインが改善

従来の、白い紙に「投票済証」と書かれただけのデザインから、しおり型のものに改善されました。まだまだ完成とは言い難いですが、一歩前進です。

6-01-01

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実現に向けて提案中

01

#1期目

20203 予算審査で指摘

選挙啓発も戦略的に

現在、選挙管理委員会では、選挙の啓発として様々な取り組みを行っていますが、それらの出来不出来を、しっかり指標を決めて測っていただきたいです。

投票率でも、その他の別の指標でも構いませんが、事業を行った後、設定した目標に届かなかったときには、「事業の失敗だ」と、「改善しないといけない」と、数字に基づいた結果主義の姿勢で事業の見直しを行っていただきたいんです。

風船を配っていていいのか、ウェットティッシュを配って効果があるのか、というように過去の啓発事業をそのまま踏襲するのでなく、いろいろと試行錯誤していくべきではないでしょうか。

区の回答

やはり投票率はいろんな要素によって左右されますし、仮に上がったときに、一体何が原因で投票率が上がったのか、下がった場合に、何が原因で下がったのか、考えることは必要だと思うんですが、これを検証するというところまでには至らないのではないかと思います。

例えば区長選挙を例にしますと、昭和26年などは68.62%と、今では考えられないぐらいの投票率でした。じゃあその当時が今より啓発が充実していたかといえば、恐らくそうではなかったんだろうなということで、啓発事業と投票率の因果関係というものは分からないと思っています。

だからといって「啓発をやらなくていいか」というところにはもちろんつながらないわけで、適正に選挙施行するために正しい情報を区民に伝えたり、政治や選挙に関心を持ってもらうためにも一定の役割があると思っていますので、あえて目標の投票率を設定することはしませんが、新たなアイデアを取り入れるなどして、今後も着実に啓発を行っていきたいと考えています。

02

#1期目

20223 予算審査で要望

選挙啓発の企画に、若者の参画を

現在行っている選挙啓発は、基本的に選挙管理委員会の職員の方か、明るい選挙推進委員の皆さんのどちらかが担っていただいています。

普段政治的な話題に全く触れない若者、区のホームページや区報なんて見ない若者にいかに届くような発信をしていくかということですと、企画者はより若い方、そしてあまり役所のことをわかっていない、つまり行政職員ではない一般の方が、当事者の視点から周知方法を考えていくことが必要なのだろうと思います。

そこで、選挙啓発の企画段階から、若い世代の参画が図れないでしょうか。

練馬区では、10月の衆院選に向けて、区内の中等教育学校と連携し、「インスタ映えする選挙フォトを撮ろう!」と題して、高校生目線で考えた啓発を展開しています。

また埼玉県では、県内在住在学の大学生などが参加する「埼玉県選挙カレッジ」を実施していて、県議選などでのSNS啓発への協力、出前講座への協力などを当事者の立場から行っているといいます。

目黒区でも、若い世代の方に、啓発事業の企画・実践の面から参画していただけるよう、機会を設けられないでしょうか。

区の回答

ご指摘はもっともだと思います。私どもも、なるべく若い方に響く啓発活動を心がけているところではありますが、今、具体的に挙げていただきました事例を参考にさせていただいて、調べてみたいと思います。

今現在、一番若い方に啓発活動を担っていただいているのは、出前授業です。学生団体に委託していて、選挙管理委員会事務局の今年の新規採用職員と一緒に、「高校生にどういうふうにアプローチをしていくか」を話し合っています。このように一定できている部分はありますが、さらに検討を進めたいと考えています。

03

#1期目

20199 議会で提案

選挙出前授業の実施校拡大を

選挙管理委員会が区内の小・中学校を訪問して「選挙の大切さ」を教える出前授業について、2018年は小学校22校中2校、中学校9校中7校でしか実施していませんでした。より多くの学校で実施できるよう、働きかけてください。

区の回答

これまでは、合同校長会の場で、各学校長と社会科担当教諭に案内を配付していましたが、今後は、これまでの方法を基本としながらも、可能であれば各学校を訪問し、出前授業のPRや「どのような条件であれば実施可能か」などを率直に話し合う場を持てればと考えています。(コロナにより実現できていません)

04

#1期目

20199 議会で提案

選挙出前授業の内容の充実を

中学校向けの出前授業では、実際の投票箱などを貸し出しての投票体験や、スライドを使ったミニ講座を行っていますが、グループワークやディベートなど、常日頃から選挙啓発に専念している選挙管理委員会だからこそ準備できる、より主体的な学習に重きを置いた内容にするべきです。

区の回答

そもそも出前講座では、そこまでの効果を狙っていません。あくまでも選挙や政治について関心を持つきっかけになることを期待しているものです。

グループワークやディベートなどは、テーマによっては難易度が高くなり、こうした学習についていけず、選挙や政治に対して逆に興味を失ってしまうことにもなりかねないと考えています。

05

#1期目

202010 予算要望書で要望

区長選挙などで「記号式投票」の導入を

従来の選挙は自分で候補者の名前を書くスタイルですが、港区などでは投票先の候補者にスタンプを押す「記号式投票」が行われています。導入すれば、(だれに投票したかが判別できない)無効票が減りますし、開票作業も早く終わります。なにより、自分で名前を書くことが難しい障害者・高齢者の投票も簡単になりますので、導入できませんか。

(参考)なぜオンライン投票(ネット投票)はできないのか?

06

#1期目

20199 議会で提案

不在者投票の申請を簡単に

一時的に目黒区の外にいる方が目黒区で行われる選挙で投票しようとすると、不在者投票(滞在地投票)の申請が必要です。しかし、その手続きは郵送かオンライン(マイナンバーカードを読み取るICカードリーダライタが必要)のどちらかしかなく、面倒です。目黒区のホームページ上に申請用のフォームを設置するなど、より簡略化できないでしょうか。

区の回答

国の関係法令では、本人確認や成り済まし防止の観点から、電子署名と電子証明書が必要とされています。したがって、区としてもマイナンバーカードを利用しています。また、オンライン申請は、4回の選挙でわずか2件と利用実績が少ないため、あえて区が新たにホームページ上で申請用フォームをつくる必要性は低いと考えています。

07

#1期目

20223 予算審査で要望

期日前投票の立会人の年齢拡大と公募を

投票所で不正などが行われないか見届ける投票立会人について、現在目黒区では、一部の投票所で新成人の方に務めていただいています。新しく有権者になった18歳の方に向けてDMを送って募集しているのですが、つまり高校3年生か大学1年生の代の皆さんにしか案内が行っていません。18歳=高校3年生は受験を控えていますし、大学1年生はコマ数の多い時期でありますから、平日の日中に6時間出てくださいと言われても参加しづらいのではと思います。より対象年齢を拡大するとともに、ホームページやSNSなどで公募できないでしょうか。

ちなみに他区では、公募情報が確認できた11区のうち、7区で29歳まで募集、2区では39歳まで募集しているなど、11区すべてにおいて対象を新成人以外にも広げていました。

目黒区の若い世代の低投票率を少しでも上げるため、もっと多くの若い方に多く立会人を務めていただいて、若者自身が投票を身近に感じてもらうこと、それから立会人をしていることを積極的に発信していただくことで友人も投票を促していくなど、若者の投票率向上へ向けた呼び水となっていただければと期待しての提案です。

区の回答

投票立会人については、約3割が新有権者、それ以外が明るい選挙推進委員の方でやっていただいていて、各投票所でおよそ1人が若い方という、非常にいい組合せかなと思っています。

18歳からさらに広げるということはあるかもしれませんが、まずターゲットとしては、初めて選挙に行く方が、選挙の舞台裏を少し見られる立会人という位置に座っていただくことの効果が考えられます。

今現在、時期にもよりますが、18歳、19歳の方で一定の枠が埋まっていますので、ここから広げると、「応募していただいたけれども、残念ながら」という方が増えてしまうことも考えられます。まず18歳、19歳の、初めて選挙を迎える方に立ち会っていただきたいという思いでこの取組を進めていきたいと考えています。

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