教育の充実

これまでの

「主権者教育やディベート教育など、もっと教育内容を充実させたい!」。でもそれは、先生方の負担軽減がなくては実現できません。「授業の充実」と「先生へのサポート」のバランスを意識して提案をしてきました。

なお、中学校統合については「賛成」の立場、隣接小学校希望入学制度についても「再開すべき」との立場です。

実績

01

#1期目

20221 議会で要望

主権者教育の充実

選挙の投票率や世論調査の結果からすると、今の目黒区政は若者にとって身近ではなく、将来の目黒区を担っていくことになる若い世代が意思表明をしないまま、目黒区の未来が決定されてしまっています。若い世代が自分の意見を政治に伝えられるようになってもらうために、「主権者教育」の充実が必要です。

2022~ 前進

全小・中学校で主権者教育についての全体計画を作成するとともに、全教員必修のeラーニング研修で主権者教育を取り上げることを確約いただきました。

02

#1期目

20199 議会で提案

主権者教育を行う先生への支援

「どの程度までの主権者教育を実践できるか」は、各先生の熱意や授業準備に割ける時間数次第で、どうしても差ができてしまいます。先生方の負担を軽減し、質の高い主権者教育を全校で行うために、区が授業のプログラム案(補助資料)を示せないでしょうか。

2020 実現

教育委員会が『主権者教育に関する参考資料』を作成し、教員に配布しました。

03

#1期目

202010 予算要望書で要望

【ICT化】プリント類のペーパーレス化

年々、学校でのプリントの印刷費が増えていて、図書資料の購入などの必要なところに予算が回らない状況になっています。各家庭へのお知らせをペーパーレスで行えるような連絡手段を構築してください。

202110 アプリ導入

保護者とやり取りをするためのアプリ「C4th Home&School」が導入されました。まだ学校によって、またお知らせの種類によって、紙と併用しているところもあるものの、ペーパーレス化に向けて着実に進んでいます。

04

#1期目

20204 各学校へ要望

【コロナ対策】入学式での感染症対策をHPに公開

新型コロナが初めて蔓延した春、入学式を予定通り挙行することを不安に思われる親御さんが多くいらっしゃいました。

安心して入学式にご参列いただけるよう、「ウチの学校ではこんな感染対策をしていますよ」という情報を各学校のホームページに掲載してもらえるように、各小学校に要望しました。(入学式前日の日曜日。休日は学校の電話がつながらなかったため、各学校を直接訪問し要望して回りました。)

20204 ホームページに案内を掲載

ご理解いただき、多くの学校ホームページに案内を載せていただきました。保護者の皆さまに少しでも安心していただけたのなら幸いです。

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05

#1期目

20219 委員会で要望

【学校統合】協議会の外でのアンケート実施

学校統合の位置や目指すべき学校像を話し合う学校統合推進協議会に参加できる方は一部に限られると思うので、今後、そのほかの中学校、小学校に在籍する方々に対して、アンケートを行うことで、意見の吸い上げができないでしょうか。

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20227 実現

統合対象の地域の小学生とその保護者の方にアンケートが実施されました。

(七中・九中)(八中・十一中)

06

#1期目

20217 委員会で要望

【学校統合】お知らせのデザイン改善

学校統合の動きを知らせるおたよりは、私でも読むのが嫌になってしまう文字量です。特に工夫がないなと思うのは、タイトル。「学校統合推進課だより」って、まず学校統合推進課という部署は区民の方にとって全く親近感がない、聞きなじみのない言葉ですので、これをタイトルにするのはどうかと思います。

サブタイトルの「統合に向けた取組の状況をお知らせします」のほうを目立つようにするなど、デザインを改善できないものでしょうか。

20225 学校統合のお知らせのデザインが改善

写真を使うなど、デザイン面で改善されましたし、タイトルも短くしていただきました。(「協議会だより」ってまだ硬いですが‥‥‥)

07

#1期目

20217 委員会で指摘

電話相談は匿名OK、メール相談は匿名NG?

夏休み明けの不登校を防止するための「夏の子ども電話・メール相談」について、チラシに、「お電話のときは、名前を言わなくても大丈夫です」と書かれているのに対し、メールの場合には匿名は不可となっています。その理由を区は、「他の自治体では、いたずらメールが結構来るらしいので」と説明しています。

しかし、私も区民の方からいただくご相談を見ていると、実は匿名のほうがより芯を食った、心のうちまで赤裸々に書いたものだったりします。

いたずらメールへの対策が、果たして「匿名なら相談をしたい」という思いに勝るものなのか疑問で、むしろいたずらメールがあったとしても、「匿名でも受け付けます」とするべきなのではないでしょうか。

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20228 改善

翌年の実施から、メールでも匿名OKと改善されました。

08

#1期目

202110 委員会で指摘

説明会動画の配信期間延長

目黒区では、前期と後期の年2回行っている教育施策説明会(目黒区の教育方針などを説明する会)の説明動画をYouTube公式チャンネルにあげていますが、なぜか動画の公開期間を1か月間としています。

別に長い期間YouTubeに載せていても、サーバーが重くなってとかいう話でもないですし、全く問題ないと思いますので、ぜひ半年間はキープして、多くの方の目に留まるようにするべきです。

202111 永続的に公開されるように

目黒区のチャンネルで継続して公開されています(なんなら、1年前の説明会動画も残っています笑)。

09

#1期目

202111 委員会で指摘

【いじめ】低学年のSNSいじめを調査

学校でのいじめの状況について調べた「無記名式学校生活アンケート」の結果を見ると、どのようなタイプのいじめでも、小学校1年生のいじめ件数が多く、高学年になるにつれて少なくなっています。

ただ、このアンケートでは「メールやSNSなどに悪口や個人情報を書かれ、嫌な思いをしている」かどうかを聞く項目については、現1年生と2年生は調査をしていません。恐らく「あまりSNSなどを使わないだろうから」などの理由だとは思いますが、実際このSNSによるいじめも、調査をした最低学年である現3年生が一番多くて、高学年になっていくにつれて下がっているので、もしかすると現2年生や1年生を調べてみると、もっと大変な状況かもしれません。

この項目をわざわざ、現1年生と2年生だけ、外す必要は無いのではないでしょうか。

202211 実現

翌年の調査から、1年生、2年生も回答するようになりました。

私が懸念していた通り、「メールやSNSなどに悪口や個人情報を書かれ、嫌な思いをしている」という設問に「はい」と答えた児童は3年生が7人、4年生4人、5年生9人、6年生2人に対して、1年生が31人、2年生31人となっていて、低学年の方がメールやSNSなどによるいじめが多く発生している現状が明らかになりました。

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10

#1期目

20217 要望

体罰根絶に向けた取り組みをHPに公開

区のホームページの「体罰防止に向けた取組の方針」というページは2015年に更新があったまま止まっています。そしてここには、取組の概要は書かれているものの、体罰根絶マニュアルが載っていないのでその内容が分かりません。

またこのマニュアルは、今年度(令和2年度)も改訂していますが、ページ上では平成26年改版しか載っていませんので、その努力も分かりません。

親御さんにとっても、やっぱり「きちんと毎年検討し直していただいているんだ」と分かることが安心感につながるのではと思いますが、いかがでしょうか。

20218 一部実現

目黒区の当該ページに、目黒区体罰等根絶マニュアル(令和2年度改訂版)の概要が掲載されました。また、5年間更新がなかったこのページには、新たに2021年の「体罰調査結果」も公表されています。

目黒区HP「体罰等防止に向けた取組」

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実現に向けて提案中

01

#1期目

20222 議会で要望

ディベート教育の積極的な実施を

アメリカの政治学者ジェーン・マンスブリッジ氏が「民主主義は、多数決ではなく、一般的な問題について公に議論するものである」と語っている通り、議論を否定することは民主主義を否定することであり、学校においても政治的議論をタブーとすべきではありません。

授業でディベートを扱うには未解決の政治的テーマを適切に選択するなど、教員の事前準備がかなり必要となりますが、全世界的に人々の間の分断が広がるなか、答えのない問題にも自分なりの考えを持ち、暴力ではなく話し合いで解決しようとする、そんな主権者を育てるために、ディベート教育をさらに充実させるべきです。

区の回答

小学校の社会科では、例えば生産者と消費者など複数の異なる立場から、社会の課題を多角的に考え、議論する学習を行っています。

また、中学校の公民では、公共事業実施の可否について、行政職員の立場と市民の立場に分かれてディベートを行うといった題材が教科書に示されており、社会の課題について、異なる立場にある者の間で、いかに合意形成を図っていくかを考える学習を進めています。

このほかにも、例えば少子高齢化の問題、1票の格差の問題、増加する医療費の問題など、生徒自らが課題を設定し、議論によって得られる考察を通して、自分の考えをまとめ、表現する探究的学習も行っています。

教育委員会としては、答えのない問題に対して自分なりの考えを持ち、異なる立場や考えの人とも対話を通じて解決策を導き出そうとする主権者の育成は重要と考えており、今後も全ての教科・領域において、対話的な学びの充実に取り組んでまいります。

02

#1期目

20199 議会で提案

主権者教育計画をつくるべき

区が主権者教育計画を策定するなど(東京都狛江市などで事例あり)、区として目指す主権者教育の方向性や内容を改めて体系立て、区内で統一した方法のもと主権者教育を進めてください。

区の回答

主権者教育を進めることは、区政への関心を高め、地域の一員として主体的に参画しようとする意識を醸成する観点からも重要であると捉えています。主権者教育計画については、先進自治体の事例を参考にしながら、今後、調査研究してまいります。

03

#1期目

20216 委員会で要望

重要な判断は、子どもの意見も聞いてから決めて

学校単位でのオリンピック観戦を中止にしたことについて、非常に心苦しい中ですがやむを得ない判断だろうと思っています。

ただ、その判断に至る経過は、6月15日に学校長宛てでアンケートを取ったうえで決定したとのことでした。本当は、校長先生だけでなく、当事者である児童・生徒の意向も聞いて、そこも判断材料にしていただきたいなという思いがあります。今後同様の事例が出てきた際には、ぜひ判断を下す前に子どもたちの意見を聞くようにしてください。

04

#1期目

20212 議会で要望

【ICT】タブレットの使用基準をしばりすぎないで

目黒区では今月、1人1台のタブレット端末配備を実現しました。その際、導入にあたって「どのアプリを入れるか」ということから「Webページのアクセス制限の範囲」まで、細かな部分まで使用基準を決めてきています。

しかし一方で、学校によっては「創意工夫をして区の基準を超える使い方をしたい」という希望があがっています。今後、使用するなかで現場の先生方からあがってくる意見・要望を最大限尊重し、たとえ年度途中であっても使用基準を柔軟に見直していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

区の回答

教育委員会としては、今後、端末を活用していく中で、より効果的な指導につなげるため、各小・中学校の代表者で構成されるICT活用推進委員会の場を中心に論議を重ね、必要に応じて適宜端末の設定などを見直しながら、各学校においてICTを活用した創意工夫ある教育活動が展開されるよう支援していきます。

05

#1期目

20213 予算審査で指摘

【ICT】先生の私用PCからもアクセスできるクラウドに

教職員に配布されたiPadは、クラウドサービスを利用できますが、IDとパスワードは教育委員会が管理しているため、私用端末からはクラウドへログインできない仕様になっています。

それによって、先生が在宅で授業のプリントを作る際に、本当は自宅のパソコンで作業をした方が早いのに、私用パソコンのデータをクラウドにアップできませんから、小さい画面とソフトキーボードのiPadでの作業を余儀なくされています。

クラウドの利点は、違う端末からでもデータを共有できることにあるわけで、これではもはや、ただのデータ保管庫です。

少なくとも教職員が学習系(個人情報を含まない教材づくりなど)で使うクラウドに関しては、他の端末からもアクセスできるよう認めるべきです。

区の回答

学習用のクラウドシステムで取り扱うデータは、教材などの個人情報が含まれていないデータと、児童・生徒の課題への回答など個人情報を含むデータがあることから、今回のシステムでは、貸与する端末からのみアクセスできる環境とし、端末の紛失時などには遠隔でロックをかけるなど、教育委員会で管理できる仕組みとしています。

私用端末からの教育用のクラウドサービスの利用については、私用端末の情報セキュリティを確保する困難さや、業務で使用するデータの内容を踏まえ、セキュリティリスクを最小限とするシステム構築及び運用が必要であることから、貸与しているiPadでのみ運用することとして、私用端末の利用は考えてはいません。

06

#1期目

20212 議会で提案

【ICT】学校外からも校務を行える環境整備を

今回先生に配られた端末を使えば、授業で使う教材づくりなど、授業の準備を在宅からでも行えるようになりますが、先生の仕事の中で大きなウェイトを占める事務作業、いわゆる校務については、依然として学校内のパソコンで作業するほかありません。

全国を見渡してみれば、学校外から校務支援システムにアクセスできる環境を実現している自治体はいくつもあります。

「教員の負担軽減に向けた取組を推進する」という力強い所信を表明していただいたからには、学校外からも校務を行える環境の整備を急ピッチで進めてください。

区の回答

校務システムでは、児童・生徒の指導要録をはじめとする重要度の高い個人情報を取り扱っていて、万が一情報セキュリティ侵害が発生した場合には、教育活動に重大な影響を及ぼすことから、厳格な基準で運用しています。

インターネットを経由した学校外からの校務システムへのアクセスを可能とするには、認証方法や仮想専用回線に高度なセキュリティ技術が求められ、手法の選択やコスト面に課題があります。

教育委員会としては、校務システムを含めた学校のICT環境整備について、情報セキュリティの観点とともに、教員の利便性やコスト面にも配慮しながら、最適な環境づくりに努めてまいります。

07

#1期目

202111 委員会で要望

【ICT】校内の回線増強を

先日、ある中学校にお伺いしましたら、「道徳の授業中にクラス全員が同じファイルを開こうとして20分間固まってしまい、もう授業にならなかった。」とおっしゃっていました。せっかく端末が導入されても、授業にならないようなことが現場で起こっているので、できるだけ早く解消をお願いします。

区の回答

1人1台の情報端末ではLTEを採用していますが、学校によっては一部LTEが入りづらいという状況もあります。そういった場合には、通信事業者と協力して、改善のための工事を実施する予定です。

また、「学校内のネットワークをなるべく早く改善していけないか」というご質疑ですが、どうしてもルーターなどのスイッチ機器に関しては、5年のリース期間がありますので、リース期間終了のタイミングで改善していくという形です。

08

#1期目

20216 委員会で要望

隣接小学校希望入学制度の再開を

区立小学校では、学校によって1クラス21人〜34人と、人数に大きく差があります。この差を埋めて、区内どこの学校でも同じ手厚さの教育をするためには、隣接小学校希望入学制度が有効ではないでしょうか。保護者の方のアンケートでも再開を望む声が多いですし、再開する方向で考えてください。

区の回答

隣接小学校希望入学制度については教育委員会としても、状況が整えば制度を一刻も早く再開したいという思いはあるところです。

ただ、再開時期について、東京都の人口推計でも増加傾向が続いていて、教室数の不足も考えますと、やはり現状で、「いつから再開」ということはなかなか難しいと考えています。

一方で、この制度をすごく評価される保護者の方がいることは認識していますので、児童数の状況を見極めながら、適切にまた再開ができるのかどうかも含めて検討を深めていきたいと考えています。

09

#1期目

202011 議会で提案

がん教育・性教育の充実(子宮頸がん)

子宮頸がんは、若い方の罹患が非常に多い病気です。

学校でのがん教育の中で、特に若いうちに気を付けるべきがんとして、ワクチンや検診のことを話しながら注意喚起したり、HPV(ヒトパピローマウイルス)は性交渉によって感染するものですから、性教育の中で周知するなど、生徒への周知啓発をお願いします。

10

#1期目

201910 予算要望書で要望

スタディクーポンの導入を

貧困家庭の子どもが意欲を持って学べる(あるいは習い事に通うことができる)ように、スタディクーポンを導入してください。

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