図書館の改革

これまでの

高校時代、図書館に通い詰めていた図書館好き。地方への視察や旅行の際には、図書館へ足を運ぶようにしています。
目黒区の図書館は利用者数が右肩下がり。館の外に職員が積極的に出向き、地域とつながる図書館へ変わっていく必要があります。

実績

01

#1期目

202011 議会で提案

電子図書館の導入

国内では7月時点で100自治体(23区では5区)が導入しており、このコロナ下で利用が大幅に伸びたという報告が多数あります。電子図書館が導入されると、①本の延滞や、館→館の本の運搬がなくなる、②わざわざ図書館に行く必要がなくなる、➂文字サイズ変更や読み上げ機能により、高齢者や障害者の方が読みやすくなる、など様々な効果が期待されます。

本区においても、電子図書館を導入すべきではないでしょうか。

20217 めぐろ電子図書館がスタート

02

#1期目

20202 議会で提案

学校図書館支援員の待遇改善

学校図書館(図書室)を管理する有償ボランティアの“学校図書館支援員”の待遇が、小学校担当で1授業日あたり41分、中学校担当で1時間23分までしか報酬が支給されない(23区で最悪)など、“やりがい搾取”の状態です。待遇改善を求めます。

20214 待遇改善

小学校担当で年間プラス100時間分、年間で240時間まで報酬が支払われることになりました。しかし、これでもまだ23区中21番目の低待遇。引き続き、改善を求めていきます。

03

#1期目

20211 予算要望書で要望

【コロナ対策】図書館開館の継続

2020年4月の最初の緊急事態宣言で閉館した区立図書館は、区民の文化的な生活を維持するために必要な施設です。緊急事態宣言下においても運営を続けることを目指してください。

また、仮に閉館する場合であっても、予約資料の受け取り、貸し出し機能など、区民の読書・情報・文化活動に最低限必要な機能は維持してください。

20211 実現

以降、宣言期間中も図書館は開館しています。

04

#1期目

20205 予算要望書で要望

【コロナ対策】書籍消毒機の導入

感染症下でも安心して図書館を使っていただくため、本を紫外線で消毒する「書籍消毒機」を導入してください。

20206 導入

区立図書館全館に導入されています。

05

#1期目

202011 議会で提案

資料をデジタル化して保存

郷土資料や行政資料を電子化して保存する「デジタルアーカイブ化」について、日本では主に国立国会図書館や大学などが進めてきましたが、目黒区に関する郷土資料や行政資料については区立図書館が自らデジタルアーカイブ化を行う必要があります。

デジタルアーカイブ化によって、書庫の空き容量や資料の劣化を心配することなく収集・保存ができるようになりますし、どこからでも手軽に閲覧できますから、社会教育講座や街歩きなど様々な場面で図書館所蔵の資料をこれまで以上に活用していくことも期待されます。デジタルアーカイブ化をさらに推進してください。

202211~ 実現予定

「目黒デジタルアーカイブ100」のなかで、今後目黒区や図書館などが持っている目黒区に関する資料のデジタル化を進めていく方向性が示されています。

著作権の問題など実現へのハードルはありますが、区政100周年に向けて今後10年間、デジタル化が大きく進むことを期待します。

06

#1期目

20207 課長に直接要望

図書館利用者懇談会の改善を

図書館利用者懇談会は、“懇談”とは名ばかりで、私は2時間参加して1回も発言の機会がありませんでした。また、参加者の偏り、ファシリテーターの不在など、様々な問題があります。開催方法を抜本的に見直してください。

202012 改善

その年の12月に行われた第2回懇談会では、講師の先生をお招きしての講演に加え、3グループに分かれての懇談も行われるなど、充実した会になりました。

その時の様子はこちら

(議事録はこちら

07

#1期目

20216 委員会で要望

【電子図書館】利用者登録をより簡単に

電子図書館の利用者登録については、区立図書館の貸出券を持っている方でも再度電子図書館用に登録しなおす必要があります。また、その方法も、図書館に来館するか、電話、メールで行うとのことですが、もうちょっとやり方ないのかなと。例えばホームページに申請用のフォームを貼っていただければそれでいいのではと思うのですが、なぜできないのか。利用者登録を簡単にしてください。

20231 そもそも利用者登録が必要なくなります

システム改修により、区立図書館に登録していれば電子図書館も自動的に利用者登録がされるようになります。

08

#1期目

20216 委員会で要望

【電子図書館】図書館のHPとの連携を

現在、電子図書館のホームページが、普通の図書館のページとは独立した(機能的に連携していない)形になっています。

区立図書館のページで蔵書検索をした時に、図書館の蔵書が全て貸出中でも、電子図書館には在庫がある場合に電子図書館を案内するなど、2つのホームページ間で連携ができないでしょうか。

20231 実現

区立図書館で蔵書検索をした場合に、電子図書館の在庫状況も確認できるようになります。なお、電子図書館のシステムは120万冊の図書館の蔵書情報を取り込むことができないため、電子図書館のサイトで検索をかけた際には、電子書籍の蔵書しか出てきません。

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実現に向けて提案中

01

#1期目

20202 議会で提案

館の外へ出て交流する図書館へ

目黒区では、過去10年間で区全体の人口も、図書館の蔵書数も増えているにもかかわらず、図書館の登録者数、貸出者数、貸出点数が軒並み減少しています。電子書籍での読書が当たり前になったなかで、単純に蔵書数を充実させても利用者の増加につながらないのです。

図書館がこれからも “一部の読書好きな層”だけを向いた経営を行っているようでは、図書館離れは止まりません。今後の図書館経営には、普段図書館に接点を持たない人を呼び込むきっかけづくりとして地域(館外)に出てイベントを実施するなど、図書館の側から地域と交流していく積極姿勢が必要です。

区の回答

図書館の内外でのイベントを効果的に実施しながら、区立図書館が地域の情報拠点として、また人々の交流の場としての役割を一層発展させ、区民により親しまれ、利活用される図書館となるよう努めてまいります。

02

#1期目

20202 議会で提案

区が実施する講座との連携を

目黒区では健康や相続など幅広いテーマで講座を実施していますが、講座を受けたあとに参加者に自主学習をしてもらうための、図書館や図書資料への導線がつながっていません。

そうすると、参加者は受け身姿勢のまま終わってしまいますし、講座の企画者も、参加者を集めることが最大の関心事になりがちで、「終わった後に参加者にどうしてほしいか」ということまで気が回りません。でも本当は、講座受講後に自主的に学び続けてもらう、そこの部分が一番大切なはずです。

図書館が講演会に出張して、その講演テーマに関連する本を紹介することで、講座に参加したことをきっかけに図書館に縁のなかった“未”利用者との接点を作っていくことができないでしょうか。

03

#1期目

20202 議会で提案

ウィキペディアタウンの実施を

ウィキペディアタウンとは、図書館と街歩きイベントが合体したような取り組みです。参加者の方には、まず、区内の名所や文化財のフィールドワークを行ってもらいます。そのあとで、図書館に戻ってきて、今見てきた場所の情報をウィキペディアにその場で追加していく、というプログラムです。

ここでポイントなのが、記事を書くに当たって、ウィキペディアでは、逐一、出典の記載を求められるんですね。その時に図書館にある地域の資料を持ち寄って、街で見た情報を文献から裏取りしていく、そういう作業を体験していただくんです。普段街歩きまででとどまっていた方にもう一歩、図書館で背景を調べるところまで踏み込んでもらう、今まで図書館になじみのない方を引っ張ってくるきっかけになるイベントです。

04

#1期目

202011 議会で提案

休館日を館ごとにずらせないか

区立図書館は、八雲中央と大橋の2館を除いて、基本的にどの館も毎週月曜日が休館日となっています。ただ、月曜日は学校が振替休業日になることも多いですから、子どもの居場所として開けておくことのニーズがあるだろうと感じています。

お隣大田区では、9つの館で第2木曜日が休館日、そして8つの館では第3木曜日が休館日、というように休館日を館によってずらすことで、開館日数そのものは増やさなくても区民の利用機会を増やしています。

目黒区も、館ごとに休館する曜日を変えて、「どの曜日でも区内のどこかの館は開いている」という体制をとることはできないでしょうか。

区の回答

区立図書館では、予約した資料を利用者が希望した館で受け取りができるよう配本車による資料の移送を行っていますが、休館日を分散すると、現在は配本車の運行を行っていない月曜日にも運行する必要が生じることから、運行経費の増加が見込まれます。

また、休館する館が複数の曜日で発生すると、休館する館への資料の移送ができなくなるため、利用者への予約資料の提供がこれまでよりも遅くなるおそれがあります。

したがって、休館する曜日の分散については期待できる効果はあるものの、経費をかけないサービス向上策という観点にはそぐわないと考えています。

05

#1期目

202110 予算要望書で要望

読書通帳の導入を

借りた本の記録が通帳のように記録される「読書通帳」を目黒区でも導入するなど、多くの区民(特に子ども)がより読書に興味を持てるよう工夫してください。

読書通帳はこんな感じです⇒

06

#1期目

202010 予算要望書&課長に直接要望

教育委員会と学校図書館支援員との連絡会の内容改善を

年2回、教育委員会と学校図書館支援員、学校の先生との間で意見交換をするために行われている連絡会は、「毎回同じことしか言わないし、発展性も何もない会になってしまっている。」など、学校図書館支援員の方から見て意義の薄い取組になってしまっています。

学校図書館支援員の方の意見を十分に汲み、改善・内容の充実に努めてください。

07

#1期目

20216 委員会で要望

【電子図書館】HPを見やすく

電子図書館の大きなメリットの一つは、文字サイズを自由に変更できるため、障害をお持ちの方や、ご高齢の方も使いやすいんですよということです。

ですから、そもそも借りるためのホームページが文字が小さいとか、使いづらいということでは良くありません。

ぜひ普通の図書館のホームページ以上にユニバーサルデザイン、文字サイズにはご配慮ください。

区の回答

当然今、ご高齢の方もいらっしゃいますし、視力の弱い方などもいらっしゃるということは十分想定していますので、当然、文字は少しでも大きく、見やすいものを考えていこうというふうにして準備を進めているところです。

08

#1期目

202111 委員会で要望

【電子図書館】書籍購入は最初の年に重点的に

5年間の実施計画では、電子図書館のコンテンツ充実のために毎年352万円をかけ、年1,000冊ずつ発注していく計画になっています。ただ、できれば早いうちにドンと購入して、そこからは少しずつという方が良いのではないでしょうか。

なぜなら現在、電子図書館のコンテンツは、紙の資料に比べれば何十分の1という程度で、私の周りでも、「電子図書館、登録しました」という声は聞きますが、「なかなか欲しいのがない」と、「あったとしても借りられている」という意見を聞いています。そういう状態が今後長く続いてしまうと、「もう電子図書館ではなくて紙でやればいいや」と見放されてしまうのではと危惧しています。

ですから、毎年1,000点ずつ、ちょっとずつ購入していくよりは、最初により多く購入していただきたいと思いますがいかがでしょうか。

区の回答

確かに最初にラインアップを揃えて、「種類がいっぱいあるから使ってみよう」と思っていただくのは重要です。

ただ一方で、紙の書籍は毎年7万点ぐらい出版されていて、電子書籍はそのうちの微々たるものではありますが、毎年一定程度新しく発行されますので、先にドンと経費を投入して、その後、先細りになるのも課題があるかと思います。

また、財政計画との兼ね合いもありますので、バランスよく揃えていきたいと考えています。

09

#1期目

20233 予算審査で要望

図書室の本を増やして

目黒区の小・中学校図書室に置かれている本の数は、小学校で22校中12校が、中学校で9校中6校が国の定める標準冊数(学校図書館図書標準)を満たしていない状況です(達成率は全国平均の半分ほど)。

現場からは「新しい本を買うお金が無いので、やむなくカバーの色のとんだ本や日焼けした本も捨てずに持ち越している」とのお声を頂いていることもあり、予算を増額するべきです。

区の回答

予算額については、同様の予算の中でも130%を達成している学校もあるので、全体的な推移を見ながら検討していくことが必要と思っています。

ただ、確かに学校図書標準を達成していない学校があることは望ましいとは思っていません。

極端に学校図書を購入する率が低い学校には、教育委員会から状況を聞いたり、注意喚起を図っていますが、引き続き予算の適切かつ効率的な執行に向けての助言指導を行いながら、全体的な蔵書率の状況を注視しつつ、学校の図書充実に向けた対応をしっかり図っていきたいと思います。

10

#1期目

202110 委員会で要望

蔵書点検の際の案内にひと工夫を

私は学生時代、八雲中央図書館に入り浸っていたので、年に1回の蔵書点検に伴う臨時休館のときには大変落ち込みました。

蔵書点検の重要性は今になったら分かるんですが、高校生だった当時、「本日は蔵書点検により臨時休館となります」みたいな張り紙が館の前に1枚貼ってあるだけだったりすると、何で休館なのか納得できませんでした。

そこで、「蔵書点検はこういう理由で、こういう作業を行っています」ということを貼り出していただけないでしょうか。

区の回答

利用される皆様に少しでもご理解をいただこうというような趣旨ですので、できる範囲になるかとは思いますが、図書館として取り組めるものは、ご紹介をさせていただいて、取り組んでいこうと考えています。

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