2019.7.5（金）
『目黒区これでいいの？報告』
昨日から、参院選の選挙期間に突入しました。私と同じ世代の皆さん。皆さんが選挙に行かないと、政治家から舐められますよ。「若い奴らは票にならないんだ。若者向けの政策は後回しでいいだろ。」と。
支持したい人がいなければ白票でもいいんです。「私たちにも意思はあるんだぞ」と高い投票率を政治家に突きつけることが重要なんです。
7月21日(日)の投票日。投票所まで30分もかかりませんよね。
自分の思いを1枚の紙に込めて、未来を変えてください。
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さて、無所属である自分のすべき“選挙活動”を終えたところで（笑）、
本題。今日は、【問題提起】をさせてください。
テーマは
“委員会資料の配布について”
議場で行う大きな本会議ではなく、小部屋で行う“委員会”にスポットを当てます。
まずそもそも「委員会」とは、議員が分野ごとに4つに分かれて月1回程度話し合う会議で、全員で話す本会議とは違って、各分野の担当者と少人数で丁々発止の議論を行えるので、実は最も区政が動いていく現場だったりします。
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その委員会、参加議員には毎回、説明用に相当な枚数の資料が配られます。例えば総合戦略等特別委員会では前回、合計85枚分の資料。170ページもの資料の内容について、役所の方と議論を交わしました。
さてここからが【問題提起】。
当然、議員はそういった資料を“最初から最後まで読み込んでいる”と思いますよね。でも目黒区議会は“そうじゃない”んです。
それもそのはず、資料が配られるのは委員会当日の朝。10時に委員会スタートで、委員会室の準備が行われるのは9時半。自席の机の上に配られる資料を読み込める時間はせいぜい30分くらいです。
30分で170ページ読んで、しかも突っ込みどころを見つけて…って、議員には速読スキルも求められるのでしょうか（笑
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膨大な資料のほかに、「案件表」（正式名称不明）という1枚物の次第も示されます。当日こんなテーマで話しますよ、という予告が載っていて、ざっくりとしたテーマだけは知ることができますが、
例えば「目黒区民センター見直しについて」だけでは、区役所どうしていきたいのか、ということは説明を受けるまで分かりません。（資料が事前に見られれば、区の方針を吟味してチェックすることもできるのに…）
そしてその「案件表」、目黒区ではいつ公開されるかというと、
“”“委員会前日の夕方“”“
それも委員会室の扉に貼り出されるだけ（メールなどでは教えてくれません）。ですから、もし仮に私が前日、区内あるいは区外の現場に出ていたならば、議題すら確認できずに当日を迎えることになります。
長年区政での積み重ねがある議員さんならいざ知らず、正直私のような1年目議員が、長年その分野を専門に仕事をしてきた役所の方の問題点をパッと見の資料だけで指摘するなんていうのは相当困難です。それでいいわけありませんが、ある意味当然です。
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さて、私は、この状況が正直おかしいと思っていて、「これって目黒区だけ？」と気になったので、23区それぞれの議会事務局に電話して、聞いてみました。（他区の事務局の皆さん、お騒がせしました）
以下が結果です。
各区の状況
【資料を事前配布】 16区
【案件表のみ事前通知】 3区 ←目黒区はココ
【すべて当日通知】 4区
意外にも、議員に資料の読み込みを認めていない区はいくつかありました。でも多くの区はフェアな（？）戦いをやっていて、ずいぶん差があるな、という印象です。皆さんのお住まいの区はいかがでしたか。
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事前に資料を示さないのにも理由はあります。
・ 直前まで資料を修正して完成度を上げたいから
・ 議員に重箱の隅をつつかれると、会が終わらなくなってしまうから
・ 緊張感があった方が、議員の勉強にもなるでしょう
・公開前にリークする議員がいるから
さらに、
「すべての分野について勉強していればいいだろう」
「単純にあなたの力不足なのでは？」
そういったご意見もあるでしょう。
ごもっともです。まだまだ勉強が必要という自覚はあります。けれども、責任が私にあろうとなかろうと、それは果たして大きな問題でしょうか？
私以外の議員さんも含めて議員全員が、当日になって初めて資料を渡されるわけで、区民の皆さんにせっかく選んでいただいた議員が十分な力を発揮できていないのは事実です。
目黒区のために全力で働きたいがために区議会に入ったのに、区の施策について深い追及ができない（というより意図的にさせない？）この状況、区民の皆さんにとって、これでいいのか甚だ疑問です。
私は皆さまに頂いた4年の間に、こういう理不尽な状況を変えたいと思っています。
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皆さんは、こんな区議会でいいと思いますか？
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