これまでの
若者は投票に行かない、区の調査に回答しない、区報を読まない……。
これは決して若者が悪いのではなく、区からの歩み寄りが足りないことによるものです。
若者の区政参加と、若者が活躍できるまちづくりをするために議員を志したからには、実現するまで最重要課題として取り組んでいきます。
実績
01
#1期目
2020年6月 予算要望書において要望
【コロナ対策】バイトができなくなった学生への支援
アルバイト先が休業したために雇い止めとなり、経済的に困難な状況に陥った学生に、区役所が期限付きで緊急雇用するなど、働き口を確保・支援してください。
2022年~ 老人ホームでのバイト募集を開始
区内の特別養護老人ホームを、区内在住・在学の学生のアルバイト先として確保するプログラムが開始されました(時給1,200円以上、交通費1日当たり1,000円)。
バイト先の休業がほぼ無くなった現在でも、引き続き募集されています。
実現に向けて提案中
01
#1期目
2021年9月 委員会で要望
成人式の内容改善を
成人式は誰のためにやっているのでしょうか。
知らない来賓からの祝辞をじっと聞いて、「それではお楽しみ」っていうアナウンスでゆるキャラが出てくるって「小学生じゃないんですから!」という印象です。
「区が祝いやすい形でお祝いする」というような、全てが区を中心に考えられているプログラムでは、区が目指している「大人としての自覚や社会人として自立していく決意や意欲を生み出す機会」にはなりません。もっと新成人に寄り添った会にする必要があります。
以前行っていたように、新成人が実行委員会に入って成人式を企画する方式を、復活させるべきです。
区の回答
今後、コロナ禍がどのように展開していくか見えない中で、成人の日のつどいそのものの進め方についてもいろいろと考える余地はあろうかと思いますので、様々な視点から考えてまいりたいと思います。
02
#1期目
2020年9月 決算審査で指摘
若者参画に関する条例制定を
目黒区の「子ども条例」は、子どもが参加できるまちにしていくということで、大変すばらしい条例ではありますが、対象が18歳未満となっていて、大学生以上がカバーできていません。
より自らの意思が確立されている18歳以上や20代~30代の、なかなか今、声が届いていない人たちに区政へ参画してもらうためには、条例によって区が方向性を示し、また、区の責務を明確にする方法が有効ではないでしょうか。
03
#1期目
2020年9月 決算審査で指摘
若者政策をワンストップで取り扱う係の新設を
目黒区ではこれまで、各課がバラバラに若者向け政策を実施しており、体系立てて行う意識が薄かったように思います。
各事業を横串で管理して、自治体として「若者の声を聞いていくんだ」、「若者に参画してもらうんだ」という一貫した方向性で施策を展開していくための取りまとめの部署として、若者政策をワンストップで取り扱う係の新設(愛知県新城市などで事例あり)ができないでしょうか。
04
#1期目
2022年6月 議会で提案
給付型奨学金の実施を
「私立高等学校などに入学する際のお金を30万円まで貸し付ける」という目黒区の奨学金制度の利用者が落ち込んでいます。昨年度はついに申込者もゼロ人になってしまいました。
より困っているご家庭にとって使いやすい制度になるよう、所得制限の撤廃や、給付型への変更など、見直しを行っていただきたい。
区の回答
国の授業料無償化の話や、アフターコロナの社会経済状況もあるので、どういったことが子育て支援に資するのかといった点を含めて、給付型についても検討していきたいと思います。
ここで「給付型をします」とお約束することはできませんが、それが支援の拡充につながっていくことならば否定することではありません。そういったことを含めて検討していきたいと思います。
05
#1期目
2022年2月 議会で提案
若者への経済的支援を
出生率低下の原因の約9割は、未婚化(結婚しない人の割合が増加したこと)です。これまで区は、保育所の増設など、出生後支援を進めてきましたが、出生率改善を目指すならば、出生前支援、つまり未婚の若者にフォーカスした施策が必要です。奨学金の拡充や家賃助成など、未婚の若い世代に対する経済的支援を行うべきです。
区の回答
次代を担う世代が、地域や社会の中で将来への希望を持って生きていけることが、持続的なまちの発展につながります。そうした視点を踏まえて、若者世代に対する総合的な支援については調査研究してまいります。
06
#1期目
2022年2月&2023年2月 議会で提案
子ども議会(若者議会)の実施を
目黒区では、若者の声が届きづらい中で区の方針決定がなされています。若者の声が欠落した視野の狭い区政運営は、区にとっても、区民全員にとっても望ましくありません。待っていても若者の声が集まらないのなら、区の方から歩み寄っていくことが必要です。
中高生などに短期間のあいだ“お試し議員”になってもらい、議場で彼ら彼女らの考える政策を提案してもらう子ども議会を実施できないでしょうか。
区の回答
多くの若者が区政に関心を持っていただくことは大いに望まれることです。
若者議会は、行政を身近に感じるきっかけとして、そして行政にとっても気づきを得るという点で参考にさせていただきますが、根本的な課題解決には、身近な地域課題を主体的に捉える意識を日ごろから育むことが必要です。
区としても様々な機会で、若者の地域社会への関心を高め、参加が進むように取り組んでまいります。
07
#1期目
2023年2月 代表質問で提案
子ども・若者政策に当事者の意見の反映を
今年4月から施行される「こども基本法」により、30歳未満の子ども・若者に関連する施策を策定し、実施し、評価する際には、当事者である子どもや若者の意見を反映することが義務付けられます。
子ども・若者政策を、法に則った適切な手法で策定、実施、及び評価ができるよう整理をお願いします。
区の回答
子ども施策の大きな転換点のさなかの令和6年度に迎える「目黒区子ども総合計画」の改定を見据えて、どのような形で子ども若者の意見を聴取していくかについて、様々な角度から検討してまいりたいと思います。
08
#1期目
2023年2月 代表質問で提案
会議のメンバーに子ども・若者枠を
目黒区の子ども・若者政策について話し合う「子ども施策推進会議」のメンバーには、政策の当事者である子どもや若者はいません。
自分たちが関係する政策に意見を言える機会が必要です。区が設置している様々な審議会のメンバーに、子ども・若者枠を設けましょう。
区の回答
「子ども施策推進会議」の委員に子ども・若者枠をもうけるのか、あるいは、例えばワークショップ形式など、子ども・若者世代の参画を別の形で募るのか、いずれにしても、目黒区子ども条例第13条の趣旨である「区政、施設の運営や行事への子どもの意見を反映させること」を踏まえて、適切に対応します。
09
#1期目
2023年2月 代表質問で提案
子ども・若者政策の適切な評価を
「こども基本法」により、こども施策を“評価”するときにも当事者の意見を反映させることとされますが、評価の方法についても注意を払うべきで、大まかになりすぎないことが必要です。
「目黒区子ども条例」の趣旨を空文化させず、個々の事業レベルへ確実に落とし込むため、解像度の高い評価を行ってください。
区の回答
令和5年度から改定に向けた取組がスタートする「目黒区子ども総合計画」のなかで、ご指摘の点を踏まえながら、施策策定、評価手法を調査研究していきます。
10
#1期目
2023年2月 代表質問で提案
子ども・若者政策の評価は分かりやすく公表を
子ども・若者政策の評価結果は、現在HP上のいくつものページと資料に点在していて、閲覧者が目黒区の子ども・若者政策の成果と課題を読み取ることが困難です。
閲覧者に分かりやすい形で、子ども・若者政策として目黒区はどんなことをやっていて、どのように区や当事者が分析・評価しているのか、という事が、まとまった形でパッと把握できるよう、わかりやすく公表してください。
区の回答
ご指摘の通り、現在は「こども総合計画の計画がどういうものなのか」、「どういう事を行ってきたのか」ということが、一度に分かる形になっていません。パッケージとしてどういう形が分かりやすいのか、早速検討して参りたいと思います。