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待望の、議場コンサート!!(ブログは2週間遅れ…)

 

2月18日、議会の開会前に“議場コンサート”が開かれました演奏したのはもちろん私ではありません。大学の新キャンパスが中目黒にできた東京音楽大学の学生さん4人。とっても素敵なカルテットを演奏してくださいました!

 

 

曲目はモーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』とヴォルフの『イタリア風セレナード』

アイネクは「クラシックと言えば」というような定番曲ですから、私もこれまで数えきれないほど演奏したことがありますが……

 

やっぱり音大生の演奏は違いますね。アンサンブルが精緻に組み立てられていて、冒頭から引き込まれました。最前列に座っている私は(議席番号1番)、S席にあたる特等席で聴いていたのでなおさら感動。

曲が終わった瞬間、思わず“bravo”と叫んでいました。これが私の政治家人生、最初で(そして最後の!)ヤジになることでしょう。

 

なお、あとで家族から、演奏者が女性だけの場合にはイタリア語の語形変化で“bravo”ではなくて“brave”だったのではないか、というするどいツッコミが…… なるほどな。

 

 

 

演奏は本当に素晴らしかったので大満足。ここからは“企画として”ブラッシュアップできないか、ということについて、思ったことをつづります。

 

開かれた議会を目指したのでは?

 

今回の演奏会、表向きは「東京音大のお引越し&議場改修」の記念演奏ということでしたが、もっと大きな狙いは、「開かれた議会を目指す」というところにあります。普段議会に来ることのない方にお越しいただこう、ということですね。

 

でも👇の3点によって、その狙いがぼやけてしまいました。

 

Ⅰ 開催時間の問題

 

 今回の議場コンサートは12時~12時30分でした。演奏終了後には30分間の休憩をはさんで、13時から議会が始まるというスケジュールです。図にするとこんな感じ。

 

 

つまり何が起こるかというと、コンサートの時には数十人いた傍聴の方が、30分の休憩時間で帰ってしまい、議会が始まるときには数人になってしまったということ…。いつもの人数と変わらないじゃん!!

 

もちろん、この休憩時間のおかげで、議員から演奏者にお礼したり、一緒に写真を撮ったりできたので、意図も分からないことはありませんが、

当初の「開かれた議会」という目的を考えると、ちょっと本末転倒な気がします。

 

企画段階では私も、「演奏者4人分のイスと譜面台を片付けるだけなら30秒でできるので、12時半からの開催にするべきでは」と申し入れしていたのですが、無念。

 

 

Ⅱ 公開性の問題

 

実は今回の試み、外部に非公開だったんです。演奏中の写真撮影や録音がNGなのは、マナーとして当然ですが、区HPでの議会中継もこの日はなし、普段は議会の様子が映し出される区役所1階のモニター(👇ののなか)にも映し出されることはありませんでした。

つまり、その日に議場に来た人にしか、この素晴らしい演奏が共有されなかったわけです。

 

 

東京音大との話し合いの末の判断だと思いますが、秘密裡の開催にどんな意味があるのでしょう。

 

 

演奏中の写真がないので、私が試し弾きした時の写真👇を載せておきます。演奏しているのは、今回の演奏曲と同じアイネクの1楽章ですが、とても同じ華やかな曲を弾いている顔には見えない…

 

 

 

Ⅲ 会場の問題

 

区議会の議場が演奏向きかどうかということです。議場全体としては障害物がないのでよく響くのですが、演奏スペースが狭い…👇

 

 

移動できない机と机の間にイスを4つ並べるので、かなり窮屈そうでした。しかも聴衆から1mの距離で見られながらの演奏だったので、「これは緊張するだろうなぁ」と内心ひやひや。

結果的に心配など無用なほど素晴らしい演奏だったわけですが。

 

もう一点、一般の方は上の階にある傍聴席から見ることになるのですが(写真👇の上の階)、仕切りのアクリル板が転落防止のためにかなり高くて、隙間から入ってくる音は、聴いていた方曰く「真綿を耳に詰めて聞いているようだった」そうです。

 

 

 

素敵な演奏を聞けたらそれでいいのか。

 

そもそもの話、行政は何のために“音楽イベント”を行うのでしょう。

目黒区つくった『めぐろ芸術文化振興プラン』ではこんなこと👇がうたわれています。

 

 

私はこの「文化縁」(芸術文化をきっかけにして形成される人々のつながり)という目黒区オリジナルの言葉が、非常にしっくり来ていて、大事なものだと考えています。

 

さてそこで、普通の演奏会が、「素敵な演奏をお届けする」ことを目指すのはわかります。

でも、芸術文化振興の旗振り役である役所が音楽イベントを行うとき、私は“いっときのレクリエーション”を目指していてはいけないと思います。

 

つまり、単発のコンサートや音楽イベントを開いても、結局、もともと音楽が好きな方だけが参加して、なおかつ多くの場合、一夜明けるともとの日常に戻ってしまうものです。

果たしてそれが、「芸術文化によるコミュニケーション」につながるでしょうか。目黒区内に「文化縁」が根付くでしょうか。

 

東京音大の学生の皆さんも、演奏の機会は望んでいらっしゃるようですが、(👇のツイートには複数の東京音大生にもいいねをいただきました)

普通の演奏会でいいならば、区役所内で募集したらいくらでも「弾いてほしい」という依頼が来るはずです。でも区役所が、素晴らしい演奏者に対してそのような「単発の演奏の機会」しか提供できないというのは、ったいない気がします。

 

「演奏者」と「聴衆」を崩したい

 

行政が本気で音楽による「文化縁」形成に取り組むなら、「演奏者」と「聴衆」の関係を無くす必要があると思います。イベント参加者が「ああ楽しかった」と受け身で終わってしまえば、そこから発展しないからです。

 

「演奏者」⇒「聴衆」という一方向の関係をどうやったら打破できるでしょう。
現段階では、

 

「音大生 × 小学校放課後のレッスン」

「音大生 × 中学校の部活指導」

をやってみたいなぁと考えていますが、まだ実現には道遠し、という感じ。(目黒区を音楽溢れる街にするアイデア募集中です♪)

 

 

話が収集つかなくなってしまいましたが、東京音大生の皆さんの素晴らしい演奏で、ウキウキのまま議会に臨めました。マスクの下は終始にやついていたと思います。

ありがとうございました!

 

ただ、音楽の可能性はこんなもんじゃないはず。目黒区に「文化縁」を根付かせるために何ができるか、これからも考えていきます。

 

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